「ZEH(ゼッチ)ってよく聞くけど、実際どんな家なの?」
「省エネってことはわかるけど、それだけで家を選んでいいのかな?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではZEHの基本知識とともに、これからの家づくりにおいて本当に注目すべき“次の選択肢”についてもお伝えします。
ZEH(ゼロエネルギーハウス)とは?
ZEHとは、「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称で、年間の一次エネルギー消費量(冷暖房・給湯・照明・換気など)を、太陽光発電などの創エネ設備によって“実質ゼロ”にすることを目指す住宅のことです。
環境省・経済産業省などの支援もあり、今や新築住宅のスタンダードに近づきつつあります。
ZEHの3つの基本条件
- 断熱性の向上(断熱等性能等級5以上)
- 高効率設備の導入(省エネ)
- 太陽光発電などの創エネルギー設備
これらを組み合わせて、エネルギー収支が±ゼロとなることを目指します。
▼▼ ZEH住宅に関するYouTubeはこちら ▼▼
ZEHのメリット
光熱費の削減
太陽光発電によって自家消費することで、光熱費を大きく抑えられます。
国の補助金が活用できる
ZEH支援事業によって、新築時に60万円以上の補助金が受けられることもあります。
環境貢献と将来価値の向上
カーボンニュートラルの流れに沿っており、将来的に住宅資産価値が維持されやすいとも言われています。
しかし、ZEHだけで本当に快適な暮らしは叶うのか?
ZEHの仕組みは、エネルギーを「創る」ことに重きを置いた設計です。
つまり、太陽光発電による創エネルギーがZEH達成の鍵を握ります。
一方で、“断熱性能”や“気密性能”については基準が緩めで、家そのものの性能には個体差があるのが現状です。
とくに気密性を示す「C値(相当隙間面積)」には明確なZEH基準が設けられておらず、性能にムラがある点は注意が必要です。
本当に快適な家を求めるなら——パッシブハウスという選択肢
そんな中、今注目を集めているのが「パッシブハウス」という世界基準の住宅です。
パッシブハウスは、ZEHよりもさらに厳しい性能基準があり、圧倒的な省エネと快適性を両立する住宅として欧州を中心に広まっています。
パッシブハウスの特徴
- 暖房需要:15kWh/㎡以下
- 冷房・除湿需要:23kWh/㎡以下
- UA値:0.3以下
- C値:0.2以下(日本基準に換算)
つまり、“創る”前に“逃がさない”ことを徹底した設計がなされているのです。
ZEHが「エネルギー収支ゼロを目指す家」だとすれば、
パッシブハウスは「エネルギーを最小限にしか使わない家」とも言えます。
▼▼ パッシブハウスに関してのYouTubeはこちら ▼▼
パッシブハウスとZEH、どう違う?
比較項目 | ZEH | パッシブハウス |
---|---|---|
エネルギーの考え方 | 太陽光などで“創って相殺” | “使う量自体を最小限に抑える” |
断熱性能 | 等級5相当(UA値0.6前後) | UA値0.3以下 |
気密性能 | 明確な基準なし | C値0.2以下 |
快適性 | 設計・施工次第 | 世界基準で数値的に裏付け |
補助金 | あり(ZEH支援) | 一部補助あり(地域による) |
※補助金は2025年現在の制度を参考に記載
このように、ZEHとパッシブハウスは似ているようで実は目指す方向が異なります。
とくに「気密」「断熱」「冷暖房負荷の少なさ」については、パッシブハウスが一歩先をいく設計思想といえるでしょう。
どちらを選ぶべきか?未来を見据えた家づくり
ZEHは初期コストを抑えつつ国の支援も受けやすく、導入しやすい点が魅力です。
一方、パッシブハウスは建築の初期段階から緻密な設計と高性能な施工を必要としますが、住んだ後の光熱費や快適性で“納得の差”を生む家です。
もしあなたが「家族の健康」「老後の安心」「30年後の暮らし」まで考えた住まいを求めているなら、
長期的な快適性・省エネ性・メンテナンス性を兼ね備えたパッシブハウスが確かな選択肢になります。
馬渡ホームではパッシブハウスを標準仕様に
私たち馬渡ホームでは、ZEHレベルの家づくりも行っていますが、より先進的で快適な住まいとしてパッシブハウスを標準としています。
- C値0.2以下、UA値0.3以下
- 設計士がご要望に合わせてその場で間取りを変更
- 子育て世代〜在宅介護を見据えたプランも対応
- 見えない“空気の質”や“音の静けさ”にもこだわり
家族のライフステージに寄り添った高性能住宅をご提案しています。
まとめ|ZEHのその先にある「本物の住まい選び」を
ZEHは今後ますます主流になりますが、“創って相殺する”だけで満足せず、
そもそも“使わない”ことを追求するパッシブハウスという選択肢も、ぜひ知っておいていただきたいと思います。
数値に裏付けられた性能と、何十年先まで続く快適な暮らし——
それを両立できる住まいこそ、これからの時代にふさわしい家づくりではないでしょうか?
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パッシブハウスの本当の魅力は、“体感”してこそ分かる快適さです。
私たち馬渡ホームでは、以下の2つの方法で皆さまのご来場・ご相談をお待ちしています。
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C値0.2以下・UA値0.3以下の住まいを実際に歩きながらご体感いただけます。
「玄関に入った瞬間の空気の違い」「夏でも涼しい室温」「真冬の無暖房体験」など、数字だけでは伝えきれない“暮らしやすさ”をぜひ現地で実感してください。
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「パッシブハウスって何から始めればいいの?」「うちでも建てられる?」という方へ、
家づくりに精通した自社の代表取締役の馬渡が対応いたします。
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馬渡ホームでは、福岡市を中心に住宅性能と「暮らしの質」を両立した家づくりを行っています。
家族構成やライフスタイルに合わせたオーダーメイド設計、断熱・気密・換気のバランス設計など、
パッシブハウスを標準仕様とする理由や実績をぜひご覧ください。
一生に一度の家づくり。後悔しないためには、“数値で示せる快適さ”を体感することが最初の一歩です。
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