「高気密住宅」と聞くと、なんだか息苦しそう…そんなイメージを持っていませんか?
実はそれ、誤解かもしれません。気密性が高い住宅は、正しい設計と施工がなされていれば、「冬も夏もちょうどいい(冬に寒くなく、夏に暑くない)」理想的な住環境をつくり出すことができます。
この記事では、高気密住宅の基本知識・メリット・注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。
さらに、C値0.2以下のパッシブハウスを標準とする馬渡ホームだからこそお伝えできる、本物の快適性についてもご紹介します。
高気密住宅とは?C値でわかる“空気のもれにくさ”
高気密住宅とは、「家の隙間が少ない住宅」のことをいいます。
隙間が少ないということは、冷暖房の空気が外に逃げず、外気も入りにくいということ。
この気密性能は、「C値(相当隙間面積)」という数値で示され、数値が小さいほど高気密とされます。
C値(㎠/㎡) | 評価レベル |
---|---|
5.0以上 | 一般的な住宅(気密対策なし) |
2.0以下 | 省エネ基準クリアレベル |
1.0以下 | 高性能住宅レベル |
0.5以下 | 長期優良住宅レベル |
0.2以下 | パッシブハウス基準の超高気密住宅 |
馬渡ホームでは、パッシブハウス基準であるC値0.2以下を実測で確認し、お客様にデータを開示しています。
ここがポイント:
パッシブハウスにはC値の明確な基準(0.2以下)がありますが、実は日本の断熱等級には「気密性能」に関する明確な基準は設けられていません。
つまり、同じ“省エネ住宅”でも、気密性の水準は建築会社によってまちまちということ。
この差が、住み心地やエネルギー効率、そして家の信頼性に大きく影響してくるのです。
高気密がもたらすメリットとは?
気密性が高いことで得られる恩恵は、住宅性能だけでなく、毎日の暮らしの快適性にも直結します。
室温が安定し、光熱費が下がる
隙間から冷気や熱気が出入りしないため、エアコン1台で家中を快適に保てます。
結果的に光熱費が下がり、環境にもお財布にもやさしい家になります。
よく「エアコン1台で快適」というフレーズをよく聞きますが、そのエアコンが何畳用であるかも大事です。何畳用であるかで光熱費も変わってきます。よくあるキャッチコピーに紛らわされず、本当に光熱費が下がるのかを見極めることも大事です。
ちなみに「パッシブハウス」では計算によって3畳用のエアコン1台でも快適な室温を保てることが証明されています。
▼▼ 光熱費に関するYouTube ▼▼
結露が起きにくく、カビを防ぐ
冬に発生しやすい窓の結露や壁内結露も、高気密・高断熱の住宅では大幅に軽減。
建物の耐久性も向上し、健康被害のリスクも抑えられます。
▼▼ 気密と結露に関するYouTube ▼▼
室内の空気質がコントロールしやすい
気密性が高いと、計画換気システムが本来の効果を発揮できます。
ホコリ・花粉・PM2.5などの侵入も抑えられ、家の中の空気がいつもクリーンに保てます。
騒音が入りにくく、静かな住環境に
高気密住宅は外からの騒音を遮断しやすく、快眠しやすい静かな暮らしが実現します。
高気密=息苦しい?その誤解と真実
よくある誤解が、「気密が高いと空気がこもって息苦しくなるのでは?」というもの。
しかし、これは「換気計画」が不十分な家で起こる問題であり、気密性自体の問題ではありません。
むしろ気密性が高いほど、換気経路が明確になり、換気システムが正確に機能するのです。
- 換気が設計通りに行われる=汚れた空気は排出され、きれいな空気が取り込まれる
- 外気の湿気や花粉、排ガスが入らないことで健康面でも安心
つまり、高気密×計画換気=息苦しさゼロで快適な住まいが成り立つというわけです。
注意点|高気密住宅で失敗しないために
高気密住宅は、正しく設計・施工されてこそ効果を発揮します。以下のポイントには注意が必要です。
- 現場ごとの気密測定(C値測定)を実施しているか
→ 実測されていない家では、本当に気密が保たれているかわかりません。 - 換気システムと断熱材のバランスがとれているか
→ 気密ばかり強化しても、断熱や換気が適切でなければ逆効果です。 - ライフスタイルに合わせた設計ができているか
→ 性能だけを追い求めて、暮らしに合わない家にならないよう注意が必要です。
馬渡ホームでは、ご家族のライフスタイルや将来の暮らし方まで考慮した設計を行っています。
馬渡ホームのこだわり|高気密は“暮らし”のためにある
私たちは、ただ数値が良い家をつくるのではなく、「暮らしの質を高める住まい」を目指しています。
だからこそ、C値0.2以下・UA値0.3以下のパッシブハウスを標準仕様としています。
- 子育て中のご家庭には、温度差のない安心な住まいを
- 在宅介護を見据えたご家族には、空気の清潔さとバリアフリー設計を
- 将来を見据えるご夫婦には、快適で長持ちする構造と素材を
設計士が打合せ中に間取りをその場で組み替えることも可能なので、理想の暮らしに合ったプランを一緒につくり上げていけます。
まずは、体感してみませんか?
高気密住宅の本当の快適性は、数字では伝えきれません。
玄関を開けた瞬間の空気、静けさ、冬でも暖かい朝の室温…。
それらを実際にご体感いただける見学会を定期開催しています。
▶ 高気密×高断熱×パッシブハウスの「暮らし」を体感する:
【 見学会情報等イベント情報はこちら 】
また、「うちの土地でも可能?」「予算内でできる?」といったご相談もお気軽にどうぞ。
無料相談は随時受付中。代表・馬渡が丁寧にお話を伺います。
【 ご相談はこちらから 】
まとめ|高気密住宅は「数字」も「暮らし」を見るべき
高気密住宅は、快適さ・健康・経済性のすべてを底上げしてくれる優れた住まいです。
ただし重要なのは、気密“だけ”を追い求めず、暮らし全体とのバランスを考えること。
私たち馬渡ホームでは、性能と設計、そして住む人の暮らしを第一に考えた家づくりをお届けしています。
あなたもぜひ、数値で証明された快適な住まいを体感してみませんか?
▶ 公式ホームページはこちら:
https://www.mawatari-home.jp