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【福岡市 東区】自然素材住宅における素材選定とその環境への配慮

目次

1. はじめに|自然素材住宅が見直される理由

住宅に求められる性能が、単に「快適性」や「省エネ性」にとどまらず、「人にやさしい」「環境に配慮している」といった視点へと広がりつつある今、改めて注目されているのが「自然素材住宅」です。

自然素材住宅とは、合成樹脂や化学系建材ではなく、木材や土、石などの自然由来の素材を多用した住まいのこと。見た目のあたたかみや香り、肌触りといった五感へのやさしさに加え、室内空気の浄化作用や調湿性能を持つ素材も多く、「人と環境に優しい家」として関心が高まっています。

特に福岡市東区のように、海に面しながらも住宅開発が進む地域では、自然環境との共生を考えた住まいづくりが求められる場面が増えています。この記事では、自然素材住宅に使われる素材の選定ポイントと、それがもたらす環境面での配慮について詳しく掘り下げていきます。

2. 福岡市東区の地域特性と自然素材住宅の親和性

福岡市東区は、玄界灘に面する沿岸部と、香椎・千早・和白といった住宅地を中心に構成されるエリアです。沿岸部では湿気が高く、内陸部では宅地造成が進み都市化も進行しているという、自然と都市が入り交じる特徴的な地域です。

湿気・沿岸部・都市部が混在する地勢

海からの風や湿気は、住宅の劣化要因となりうるだけでなく、室内環境にも影響を及ぼします。とくに湿気がこもると、カビやダニの原因となり、住まいの快適性を損ないます。こうした地域では、呼吸性や調湿性のある自然素材が大いに力を発揮します。

気候風土に合った素材選びの重要性

東区のように湿度が高く、夏は蒸し暑く冬も比較的温暖という気候では、通気性や調湿機能を備えた素材の選定が重要です。単に自然素材であれば良いというわけではなく、地域特有の気候に合った“適材適所”の選び方が、住まいの快適性と耐久性を高めます。

地域の暮らしに根ざした設計の考え方

自然素材を使うことは、単なるデザインや風合いだけでなく、地域の自然や暮らしの知恵と調和する住まい方そのものを意味します。たとえば、軒の深い屋根や、風の流れを意識した間取りといった工夫と組み合わせることで、素材の性能を最大限に引き出せます。

3. 自然素材住宅における主な使用素材とその特徴

自然素材住宅では、さまざまな種類の自然由来の素材が使われます。それぞれに特性と役割があり、住宅の機能性や住み心地を支える大切な要素となります。

無垢材:木のぬくもりと調湿効果

無垢材は、合板などと異なり一本の木から切り出された木材です。香りや手触り、経年変化の美しさといった自然の風合いがあり、**室内の湿度を調整する性質(吸放湿性)**も持ち合わせています。また、木材は視覚的にも「落ち着き」や「安心感」を与えると言われており、住まいにやすらぎをもたらします。

珪藻土・漆喰:呼吸する壁のメリット

壁や天井に使われる自然素材として人気なのが、珪藻土や漆喰です。これらは微細な孔を持ち、室内の湿気を吸収・放出することで、カビや結露の抑制に役立つとともに、空気中の臭いや有害物質の吸着機能も持ち合わせています。

和紙・麻・コルク:見た目と機能性の両立

建具や壁紙、床材には、和紙や麻、コルクといった素材も活用されます。これらは軽量かつ柔らかく、断熱性や吸音性にも優れているため、生活音や温度ムラを緩和し、より快適な住空間を演出します。

4. 素材選定における環境負荷と持続可能性の視点

自然素材住宅では、単に自然由来の材料を使うだけでなく、それがどのような過程で作られ、どのように再利用・廃棄されるかまでを考えることが求められます。

地産地消と輸送エネルギーの削減

できる限り地元や近隣地域で採れる素材を選ぶことで、輸送にかかるエネルギーとCO₂排出量を削減することができます。福岡県産材や九州産の無垢材など、地域資源を活かすことで、経済的にも地域循環型の住宅づくりが可能となります。

再生可能・リサイクル可能な素材の活用

木材や石材、土などの自然素材は、使用後にも再利用・リサイクルがしやすい点が魅力です。合成素材と異なり、焼却時に有害物質を出さないことも環境負荷を抑える重要なポイントです。

長寿命とメンテナンス性のバランス

自然素材は「手をかけて育てる」素材とも言えます。たとえば、無垢材の床は多少の傷や凹みがあっても味わいとして感じられ、メンテナンスを重ねることで長く使うことができるという特徴があります。これは、結果として廃材を減らすことにもつながります。

5. 自然素材がもたらす住環境の質と心理的効果

自然素材の力は、物理的な性能だけでなく、人の感覚や感情に働きかける点にもあります。これが、化学建材では得られない“住まいの心地よさ”をつくり出す理由です。

室内空気質の向上と化学物質の軽減

自然素材は、化学系接着剤などを使わずに仕上げられるため、ホルムアルデヒドなどの有害物質の発散が少ないという利点があります。結果として、シックハウス症候群のリスクを軽減し、安心して深呼吸できる空間が生まれます。

視覚・触覚へのやさしさと癒し効果

木や土の素材感は、視覚的にも温かみがあり、人の心をリラックスさせる効果があるとされています。また、素足で歩いたときの床の柔らかさや温もりは、合成素材にはないやさしさが感じられます。

子育て世代や高齢者に与える安心感

敏感な肌や呼吸器を持つ赤ちゃん、高齢者など、自然素材はあらゆる世代にやさしい素材です。五感に響くやわらかな住空間は、日々の暮らしにおいてストレスを和らげ、心身ともに健やかな生活を支えます。

6. まとめ|東区で自然と共に暮らす住まいづくり

福岡市東区のように、自然と都市機能が共存する地域では、暮らしの中に「自然との距離感」をどう取り入れるかが住まいづくりのカギとなります。自然素材住宅は、そのひとつの答えとして、環境への配慮と人にやさしい設計を両立できる住まいです。

素材選びは、ただの“内装の選択”ではなく、「家族の健康」や「将来の地球環境」までを見据えた選択でもあります。持続可能な社会を支えるために、家づくりの現場からできることを一歩ずつ進めていく——自然素材住宅には、そんな“未来を見据えた暮らし”のヒントが詰まっています。

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