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パッシブソーラーハウスとは?太陽熱を活用する暮らしの知恵

「太陽の熱をうまく使って、冬も暖かく暮らせないだろうか?」
そんな自然の力を活かした家づくりとして注目されているのが、パッシブソーラーハウスです。

エアコンや暖房機器に頼るのではなく、太陽の熱を受け入れ、室内で活かす設計で快適な住まいを実現する――
それは、これからの時代に必要な“エネルギーに依存しすぎない暮らし”の選択肢でもあります。

本記事では、パッシブソーラーハウスの仕組み・特徴・メリット・注意点、そしてパッシブハウスとの違いまで、初心者にも分かりやすく解説します。

目次

パッシブソーラーハウスとは?|太陽熱を活かす家づくり

パッシブソーラーハウスとは、太陽の熱(太陽熱)を“建物の設計”によって最大限に活用する家のことです。
エアコンやヒーターなどの機械的な設備に頼らず、自然エネルギーを受け身(パッシブ)で取り込むという考え方に基づいています。

具体的には、南面に大きな窓を設けて太陽の熱を取り込み、コンクリートやタイルの床に蓄熱し、断熱性能でその熱を逃がさない設計がされます。

パッシブソーラーハウスの仕組み|暖かさをつくる3つの要素

【1】日射取得

冬の低い太陽角度を活かして、南側の窓から太陽熱を取り込む設計がされます。窓の配置・サイズ・庇(ひさし)の長さなども重要なポイントです。

【2】蓄熱

太陽の熱を、コンクリート・タイル・レンガなど蓄熱性のある建材に溜め込み、夜間や曇りの日でもじんわりと放熱して室温を保ちます。

【3】断熱・気密

取り入れた熱を逃さないために、高断熱・高気密の建物構造が不可欠です。熱の出入りをコントロールすることが、快適性と省エネに直結します。

パッシブハウスとの違いは?名前は似ていても“まったく別の考え方”

「パッシブソーラーハウス」「パッシブハウス」――
どちらも“パッシブ”という言葉を含みますが、設計思想も基準もまったく異なります。

パッシブソーラーハウス

太陽の熱を自然に取り込む「日射取得・蓄熱」に重点を置き、自然エネルギーを活かす設計の工夫を行います。設備に頼らず、太陽と共に暮らす知恵に基づいた住まいです。

パッシブハウス

ドイツの「パッシブハウス研究所(PHI)」が定めた、世界で最も厳しい省エネ性能基準を満たす住宅。断熱・気密・換気・窓の性能に加え、冷暖房の年間需要量まで明確な数値で定義されており、緻密な計算によって設計されます。

比較項目パッシブソーラーハウスパッシブハウス
設計の主軸太陽熱の活用数値に基づく性能設計
認定制度なし国際認定あり(PHI)
断熱・気密高性能が望ましい世界最高水準が必須
換気自然換気が中心熱交換換気が標準
主な目的太陽の熱を利用する冷暖房エネルギーを極限まで抑える

「名前が似ている=同じもの」ではありません。
両者は考え方も住まいの性能もまったく異なるので、住まい方や目的に応じて選ぶことが重要です。

➡ パッシブハウスに関する記事はこちら

パッシブハウスって?に関するYouTubeはこちら

メリット|パッシブソーラーハウスの魅力とは?

  • 自然の熱で暮らす安心感
     設備に依存せず、太陽の熱を活かして室内を暖める、シンプルで心地よい暮らし。
  • 光熱費の削減
     日射・蓄熱の効果により、暖房エネルギーが大幅にカットされます。
  • 冬も陽だまりのような空間
     日中の熱が蓄熱体にしっかりと溜まり、夕方や夜も暖かさが持続。
  • 災害や停電にも強い
     太陽熱を活かしているため、電力が止まっても一定の快適さを保てます。

デメリット・注意点も知っておこう

  • 夏の過熱リスク
     日差しが強すぎると夏に暑くなりやすいため、庇や外付けブラインド、遮熱対策が必要です。
  • 気候によっては効果が限定的
     日射量の少ない地域(日本海側など)では、設計の工夫がより重要になります。
  • 設計の自由度が下がることも
     日射取得を重視すると、南側に大きな開口部が必要になるため、プライバシーや間取りとのバランスが課題になる場合もあります。

設計の工夫で活きる“太陽熱利用”のポイント

  • 南面に日射角を考慮した大きな窓を配置し、庇は夏の遮熱を意識
  • 蓄熱性の高い素材(コンクリート・タイルなど)を床や壁に活用
  • 断熱・気密をしっかり確保し、せっかくの熱を逃がさない構造に
  • 敷地条件(隣家の影・方角・立地)に応じて日射計算を行うことが理想

専門家の声|自然の力を活かす設計に大切なこと

株式会社馬渡ホーム 代表取締役 馬渡 勇一

「私たちが手がけている家づくりでは、太陽の力をどう活かすかをいつも考えています。

パッシブソーラーハウスの考え方は、自然の恵みをそのまま暮らしに取り入れる、とても日本人に合った設計思想だと感じています。

ただし、太陽熱を活かすには、断熱・気密・蓄熱などの“受け入れる力”も必要です。
太陽が当たるから暖かい、ではなく、設計と性能がそろってはじめて快適な空間になるのです。

ご家族のライフスタイルや敷地条件に合わせて、太陽とのちょうどいい距離感を設計する。
そんな住まいづくりを、私たちは一緒に考えていきます。」

よくある質問(FAQ)

Q1. パッシブソーラーハウスはどんな人に向いていますか?
A1. 自然の力を活かした暮らしをしたい方、光熱費を抑えたい方、シンプルで持続可能な住まいを求める方におすすめです。

Q2. どの地域でも効果がありますか?
A2. 設計によって全国で対応可能ですが、日照条件がよい地域の方が効果は高くなります。

Q3. 新築でないとできませんか?
A3. 基本的には新築向けですが、一部改修や設計変更によって“準パッシブソーラー的な住まい”は可能です。

Q4. 太陽熱温水器などの設備とは違うの?
A4. はい。設備に頼るのではなく、建物そのもので太陽熱を活かす設計手法である点が大きく異なります。

Q5. パッシブハウスにパッシブソーラーの考え方を取り入れることは可能ですか?
A5. 可能です。むしろ、パッシブハウスの高性能な断熱・気密構造に太陽熱取得を組み合わせると、より理想的な住まいになります。

まとめ|“太陽と暮らす”という選択肢

パッシブソーラーハウスは、自然の摂理を活かしながら快適に暮らすための設計思想です。
太陽熱を活かす“受け身のデザイン”は、省エネや環境配慮だけでなく、心地よさや安心感につながります。

もちろん、完璧ではないからこそ、日射・蓄熱・断熱・遮熱・気密といった要素をうまく組み合わせ、住まい方に合ったバランスをとることが大切です。

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