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【福岡市】パッシブハウスとパッシブ設計の違いとは?家づくりの基準が変わる今、知っておきたいこと

目次

はじめに|家づくりにおける“快適性”と“省エネ”はどう両立する?

これから家づくりを考える方の多くが求めるのは、「快適な暮らし」と「光熱費の抑制」、そして「家族の健康」です。特に福岡市のように四季があり、夏の蒸し暑さや冬の底冷えを感じやすい地域では、住宅性能が暮らしの質を左右します。

そんな中で注目されているのが、「パッシブ設計」と「パッシブハウス」という2つの考え方です。どちらも“自然の力を活かして快適な住まいをつくる”という点で共通していますが、その内容や実現できる性能には大きな違いがあります。

この記事では、パッシブ設計とパッシブハウスの違いをわかりやすく解説しながら、なぜ私たちがパッシブハウスを標準仕様として採用しているのかをお伝えします。

パッシブ設計とは?自然の力を活かす、自由な設計思想

「パッシブ設計」とは、建築の際に太陽光、風、地熱といった自然のエネルギーを活かして、冷暖房機器に頼りすぎずに快適な室内環境をつくる設計手法です。

例えば、

  • 南向きの窓を大きく取って冬の日差しを取り込む
  • 軒や庇で夏の日射を遮る
  • 自然風を通す窓配置で通風を促す
  • 熱を逃がさない断熱材を使う

といった工夫が代表的です。

このようにパッシブ設計は、設計士の知識や経験により柔軟に取り入れられる「思想」に近く、特別な認定制度や数値基準はありません。そのため、家ごとに性能にばらつきが出ることもあり、住んでみないと快適さや省エネ性が分からないケースもあります。

パッシブハウスとは?世界が認める、数値で証明された高性能住宅

「パッシブハウス(Passive House)」は、ドイツの「パッシブハウス研究所(PHI)」が定めた、世界最高レベルの省エネ性能を持つ住宅認定制度です。

この制度では、

  • 暖房需要が15kWh/㎡以下
  • 冷房需要(除湿含む)が23kWh/㎡以下
  • 年間の一次エネルギー消費量は120kWh/㎡以下
  • 気密性能(C値)は0.2以下

といった明確な数値基準が設けられており、設計段階で緻密なエネルギー計算を行い、実際の建物での測定検査によって性能が確認されます。

つまり、パッシブハウスは「なんとなく快適そう」な家ではなく、「誰が建てても、どこで建てても、同じレベルの快適さと省エネ性を実現する」再現性のある住宅なのです。

パッシブ設計とパッシブハウスの違いを明確に比較する

項目パッシブ設計パッシブハウス
定義自然エネルギーを活かす設計思想世界基準の省エネ性能住宅
認定制度なし(自由設計)あり(PHIの公式認定)
性能評価設計者の裁量に依存数値に基づき、計算+実測で検証
信頼性担当者によってばらつく世界中どこでも同じ快適性を実現
設計自由度高いが、性能保証はない高性能と設計の両立が求められる

パッシブ設計が「思想」であるのに対し、パッシブハウスは「明確な基準を持つ制度」です。言い換えれば、パッシブ設計は“やり方”の話、パッシブハウスは“結果の証明”です。

なぜ“感覚的な快適さ”ではなく“数値で証明された快適さ”が必要なのか?

室温が安定しない、光熱費が高い、夏は寝苦しく冬は足元が寒い──。こうした住まいの不快感は、住み始めてから気づくケースがほとんどです。そして、それは建物性能の差によって起きています。

特に子育て世帯や高齢者にとって、住宅の温熱環境は健康に直結する重要な要素です。だからこそ、家の快適性を「なんとなく」ではなく、「数値」で確保することが大切なのです。

パッシブハウスは、

  • 家中の温度差がほとんどない
  • 冷暖房費が少ない
  • 結露やカビの心配がない
  • 空気の質が良く、睡眠の質も向上する

といった効果が、科学的根拠をもって実証されています。

私たちがパッシブハウスを標準で採用している理由

私たち馬渡ホームでは、これらのメリットをすべてのお客様にお届けしたいと考え、パッシブハウスの基準を新築住宅の“標準仕様”としています。

その理由はシンプルです。

  • 住まいの性能を、感覚ではなく「科学」で設計したい
  • 誰が住んでも同じ品質の住環境を実現したい
  • 将来の電気代・医療費・メンテナンス費も含めて「家の価値」を考えたい

実際にお住まいのお客様からも、

  • 「冬でも靴下いらずで過ごせる」
  • 「子どもが風邪をひかなくなった」
  • 「1年中エアコン1台で快適に暮らせる」 といった声を多くいただいています。

パッシブハウスは、贅沢な家ではなく、家族を守り、地球にもやさしい、これからの“あたりまえの住宅”なのです。

「これからの住宅」はどこを目指すべきか──地域性と地球環境を考えて

福岡市は、夏の湿度や冬の寒暖差が大きく、季節ごとの気候変動に対応する住まいが求められる地域です。さらに、これからの時代は脱炭素・エネルギーコストの上昇といった社会的課題も見逃せません。

その中で、

  • 冷暖房負荷を極限まで抑える設計
  • 自然エネルギーを最大限に活かす設計
  • 高性能設備をシンプルに使う住まい を兼ね備えたパッシブハウスは、まさに地域特性にも、未来の社会にもフィットする住宅だと私たちは考えています。

まとめ|パッシブ設計を超えて、パッシブハウスという基準を“あたりまえ”に

パッシブ設計も素晴らしい考え方です。 しかし、性能が設計者や施工レベルに大きく依存する以上、「誰にとっても確実に快適な住まい」とは言いきれません。

一方で、パッシブハウスは世界共通の基準で定められた性能を持ち、

  • 快適性
  • 健康性
  • 経済性
  • 環境性 のすべてにおいて、明確なメリットが実証されています。

私たちはこのパッシブハウスを、福岡の気候に合わせて丁寧に設計・施工し、「安心して選べる住宅の新基準」として、これからもご提案し続けていきます。

ぜひ一度、体感見学会で「違い」を確かめてみてください。 未来のスタンダードとなる家を、今、ご家族と一緒に体験してみませんか?

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株式会社 馬渡ホーム

取締役会長 馬渡 永実

代表取締役 馬渡 勇一

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