デンマークでの一般家庭の訪問第2弾としてバスで向かったのは、
200世帯が共同生活を送るコレクティブハウスでした。
集合住宅とは意味が違います。
生活を共同で行う暮らし方の事で、全員分の料理を当番制で作ったり、
清掃、庭仕事などお互いを支え合う生活スタイルです。
各家(戸)には水廻り設備はありますが、高齢者や子供育てなどなど、触れあいが
増える事を意識しています。
思った以上に広大な敷地で、正直な感想としてはここでたくさんの住人が
問題なく生活出来ていることに衝撃でした。
しかし、私が感じた事の前提は間違えていたことに気付かされました。
まず、ここに住みたい、積極的に他人との関わり合いを持ちたいと考える方達が
住むそうです。現地の方は「アカデミックな人」と仰っていました。
つまり、コレクティブハウスのような共同生活をするには学びの観点を大切にしている
事だと思います。
2階建ての建物は、円を描くように建築されており、真ん中は住民の共同ガーデンスペースと
なっています。子供たちは公園に行かなくても、庭に立派なアスレチックがあり、のびのびと
遊ぶことが出来ます。
各家の室内リビングからは大開口の窓が庭の景色を一望出来て、太陽の光を好む北欧の人々にとって
日中は余計な電気を使用せず生活することが出来ます。
まるで大衆食堂店のような食堂と、厨房があったりここでの食事は1食600円ほどだそうです。
献立などは当番の方が考えるそうで、もし好きな料理でなかった場合は、自宅で料理を
すれば良いとのこと、自由な決まりでした。
それでもきっと百人単位の食事を作るはずなのでとても大変だと思います。
ちなみに北欧では、自宅に招いておもてなしをする事を好む方が多いそうなので、
楽しく作っているのだと思います。
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株式会社馬渡ホーム まわたり ゆういち