福岡市西区野方にある工務店、馬渡ホームの福田です。
「表面結露」、人の目に付きやすい窓ガラスや
壁・天井の表面で発生する結露でしたが、
ともいい、家の寿命を縮めてしまいかねない結露です。
「内部結露」は、壁の内部や床下、屋根裏など
人目につかないところに発生する結露を指しており、
普段目にすることができないため、結露していること
自体に気づかないことがほとんどです。
そのため、窓ガラスや壁・天井の表面にできる
「表面結露」のようにタオルで拭き取ったりできないため
「内部結露」した水分が構造部材に徐々に浸透して、
木造であれば腐ってしまい、鉄骨なら錆びていくため、
家の寿命を縮めてしまいます。
断熱性能を高めるために、とにかく壁に断熱材を
厚く詰め込めばいいのかというと、話はそう簡単ではなく、
断熱材の取り付け方を誤ると、「内部結露」が起こってしまいます。
「内部結露」のメカニズム
水蒸気を蓄えた暖かい空気は壁(断熱材)の内部に侵入します。
温度が低い方に流れる水蒸気圧の性質から、
冬は屋内から屋外へ、夏は屋外から屋内へと移動します。
この時、温度低下によって飽和水蒸気量を超えるポイントがあり、
そこに水蒸気が侵入すると「内部結露」が発生します。
一般的に7℃前後の温度差が生まれると結露が始まる。
水蒸気量が多ければ多いほど水と変化する量も増えます。
「内部結露」が発生すると
1.躯体を腐らせてしまう可能性がある。
2.断熱材のズレ落ちの原因となり、断熱性能を低下させてしまう。
3.余分な水分により窓枠や壁などの品質劣化になる。
4.カビ・ダニの温床となりアトピーなどの健康被害の原因になる。
電話:092-892-2025
(株)馬渡ホーム 福田