良い暮らしを生涯まで。
あけましておめでとうございます。
新年も良い住まいに役立てるようなお話をして参ります。
私は、住まいづくりを通して、人にとって大切な衣食住について46年間学んできました。
そこで一つ気付いたことがあります。何のために家を作るのかということです。
理屈だけでは無く、生涯暮らす家、住まいにかかってくる費用としては、
災害費・維持費・光熱費・医療費などがあります。
共働きしやすい家、福祉社会に貢献できる家、高齢者に優しい在宅介護ができる家。
住む人にとって役立つために、大切なことを知ることが、長く良い住まいをつくる近道だと思います。
昨年10月初めの頃、お客様M様が来社され80歳ご夫婦が
住み替えの要望で当社で新築を検討されたときのお話です。内容をお聞きすると、
人生夫婦であと5年は楽しく住みたい。子どもたちは前から大きくなって手がかからないので、
これからは自分達のために、家全体が温度差の少ない家で暮らしたい。しかし、今住んでいる家の
ままだと、旦那様が先立たれたときに奥様が重たい灯油を抱えて暖を取らなければならないので
考えていたそうです。
その時に私がM様にお伝えしたことは、必ず私が残り人生の中で感謝される住まいを作ることをお約束しました。
そして、12月18・19日M様邸構造見学会の時、M様は2日間、イベント開催中朝から夕方まで会場に滞在されて、
建築途中なのにエアコン1台で30坪の空間が本当に暖かい。家に帰りたくなくなるほどだとおっしゃっていました。
後日M様宅を訪問すると、2日間展示会場にいたことで、帰宅してから2日間、コタツに入らなかったそうです。
一日でも早くあの家に住みたいとうれしいお言葉をいただきました。
私は、M様に人生の中で、生きたお金を使いきれる人ですねと尊敬の意味でお伝えしました。
M様にとって、80歳で家を作ることは、お金よりも元気な命でいられることを大切に考えていることです。
人生の先輩から素晴らしい生き方を学ばせていただきました。
Mさんの住まいは太陽光6.5キロ、電気代0円、冬は家の中全体が20度以上。梅雨時期ジメジメしなくて快適。
夏は家の中全体が26度以下、洗濯物と布団は外に干す必要は無く、嫌な匂いがない、冬寝るときに布団が冷たく
感じない。このことは家の魅力のほんの一部です。
家をつくる時は自分を助けてくれる住まいを作ることをお勧めします。
今年もよろしくお願いいたします。